2011.05.14
5月17日は「高血圧の日」です
5月17日は「高血圧の日」だそうです。
ちなみに5月14日、そう、今日は私の誕生日です(笑)。
日本人はまだまだ塩分過剰だそうで、1日の平均塩分摂取量は11g。目標は6g未満だそうです。
最近、高血圧患者さんで塩分摂取量を計算してみています。
尿中のNaとクレアチニンを測定して、計算式を使って推定します。
意外にも10g以下の人が多く、結構みなさん注意しておられるんだなあと感心します。
10g以下となる人が多いので、12g以上となると、「この人多いなあ~」という印象を持ちます。
実際聞くと「塩っからいものが大好き」「塩気がないと・・・」と言われる方が多いです。
減塩をされると血圧は結構下がります。
私の患者さんで、薬を沢山使ってもなかなか下がらない方がおられて、よく聞くと梅干しを日に12個!?食べていることがわかって、半分以下にしたら上の血圧が160-180mmHg→140-150mmHgまで下がった方がおられました。
また、これからの季節、どなたも血圧が10mmHgぐらい下がります。これは暑さで血管が拡張するのも要因ですが、汗などで塩分が失われるのも要因です。つまり減塩(脱塩ですかね?)になっているからです。
降圧薬を二種類使っても血圧が高い方は、「治療抵抗性高血圧」と言います。これらの方には塩分過剰が隠れていることがあります。治療ガイドラインでは、次に追加する降圧薬は体の塩分を抜く「利尿薬」の追加を考慮するとなっています。
血圧が下がりにくい方は、ご自分の塩分摂取量を気にしてみましょう。
参考:「塩を減らそうプロジェクト」