2011.12.12
インフルエンザが流行期に入ったそうです
インフルエンザが流行期に入ったそうです。昨年より1~2週間早いそうです。
当院でも昨年の集計を見ますと、12月15日が最初で、今年は12月第1週からですから確かに早いです。
ちなみに昨年は2月まではA型が流行し、2月初旬からB型が混じるようになり、3月は8割ぐらいがB型で、4月初旬ぐらいまで患者さんが来ていました。
当院においてインフルエンザと診断した方で、ワクチン接種の有無をみてみると、
『ある』方が35%、『ない』方が65%で、やっぱりワクチンって効果あるんだなあ~という結果となっていました。
これを12月~2月までと、3月から終わりまででみてみると、
2月までは、ワクチン接種が『ある』方が27%、『ない』方が73%だったのに対し、
3月からは、ワクチン接種が『ある』方が47%、『ない』方が53%となっていまして、
3月になるとワクチンの効果が落ちてくるのかもしれません(これはあくまで私見です)。
ちなみに、現在は従来の季節性A型の流行のようです。
インフルエンザワクチンは、麻疹ワクチンなどのように打てば予防できる“横綱”ワクチンではありませんが、まずまず勝って勝ち越しは可能な“小結”ワクチンではあります。当院のデータでも予防効果を実感するところです。
まだ若干はワクチン残っていますので、まだの方はお早めに。
また、忘年会やクリスマスの買い物と人ごみに出る機会が多い時期ですが、お出かけ後のうがい、手洗い(速乾性消毒剤を携帯してこまめにするのもよいと思います)をしっかりして今シーズンを乗り切りましょう!