元気スイッチ

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院長日記

2020.03.02

新型コロナウイルス感染症情報⑧

沖縄県立中部病院、高山義浩先生が3月1日に追加アップされたFaceBook記事です。
厚労省のHPの『新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)』のQ12にアップされた情報が元になっております。厚労省HPの説明文と併せてご紹介いたします。
一昨日、昨日とライブハウスやヨガスタジオ、スポーツジムがクラスターとなっている事例が報道されていました。
図の説明にもあるように、換気が悪く、閉鎖空間で、一定時間一緒に滞在した場合に一人が複数の方に感染させていることがわかります。

以下、本文です。
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つい先ほど知ったのですが、本日、クラスター対策班が積極的疫学調査の集計結果を厚労省のQAにあげていました。先ほどの私の投稿で示した概念図における日本の基礎データになります。併せてご確認ください。
これは確定患者を発見したとき、保健所が濃厚接触者をリストアップしますが、その方々が発症してくるかどうかを追跡した結果になります。

続いて厚労省のHPです。
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問12 集団感染を防ぐためにはどうすればよいでしょうか?
多くの事例では新型コロナウイルス感染者は、周囲の人にほとんど感染させていないものの、一人の感染者から多くの人に感染が拡大したと疑われる事例が存在します(屋形船やスポーツジムの事例)。また、一部地域で小規模患者クラスターが発生しています。 ※「小規模患者クラスター」とは、感染経路が追えている数人から数十人規模の患者の集団のことを言います。 急激な感染拡大を防ぐためには、小規模患者クラスターの発生の端緒を捉え、早期に対策を講じることが重要です。これまでの感染発生事例をもとに、一人の感染者が生み出す二次感染者数を分析したところ、感染源が密閉された(換気不十分な)環境にいた事例において、二次感染者数が特徴的に多いことが明らかになりました。(下のグラフ) 換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることは避けてください。また、イベントを開催する場合には、風通しの悪い空間や人が至近距離で会話する環境は感染リスクが高いことから、その規模の大小にかかわらず、その開催の必要性について検討するとともに、開催する場合にあっては、風通しの悪い空間をなるべく作らないなど、その実施方法を工夫するようお願いします。