元気スイッチ

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院長日記

2020.12.22

とにかく不要不急の移動をやめよう!

相変わらず感染拡大が止まりません。
周南市においても、私の身の回りにしても、新型コロナの波が押し寄せていることがわかり、いよいよ田舎都市の我々も戦時下となるのか・・・そんな恐怖心を抱いています。
感染拡大が止まらない理由は色々あると思いますが、このブログでも何回か書いていますが、国民の意識の問題が大きいと思っています。
第一波の春は、一歩外に出ただけでも感染するような恐怖があり、周りにコロナが全くいない田舎ですら自粛生活していました。
これはいささか過剰で、とくに田舎ではナンセンスなわけですが、全体が動かないことで、大きな抑止のウエーブになったと思います。
現在はどうか?
国民が春のように闇雲に恐れなくなり、知ったかぶり(知った気に)になってしまっていたり、自分の感染対策を過信し、「◯◯やっているから大丈夫」とブレーキがかからなくなっているんだと思います。
小中高校時代、必ずいましたよね?悪いことして「ギリギリセェ〜フゥ〜」って奴。
春から我慢していた国民の多くが、自分の欲求にブレーキがかからなくなってしまっているんだと思います(これやっているから、これやってきて感染しなかったから、4人以下だし・・・等と言い訳して)。
先日の週末はテレビを見て驚きました。
駅伝など全国大会がガンガンに行われている・・・
私の周囲でも年末に〇〇の全国大会があるから応援に行く・・・という話を聞きます。
沿道の応援を制限した、感染対策完全にした・・・「意味ないだろう」「その“完全”って何なん」って医療者なら思うでしょう(大会開催しないことが最大の感染防御、今はそれが最優先と思います)。
「〇〇しているから大丈夫」、結果オーライではないと思います。
移動することで、リスクが相対的に高まります。
大勢の中には、きちんとした行動を取れる方も多いと思いますが、一部には上記の「セェ〜フ!」って奴や無頓着な人がいるのです。
今朝は新聞報道にも疑問を感じました。
昨夜の尾身会長や中川日本医師会長など医療9団体の合同会議の発表内容を読もうと◯◯新聞のHPを見たら、トップは安倍さんで、尾身会長の発表は下の方でした。
〇〇新聞のトップページからは危機感は伝わりません。
流石に東京新聞はトップページに尾身会長、中川医師会長、小池都知事の発表がならび強い危機感が表れていますが・・・
テレビで新橋等でPCR検査が安価で可能なPCR検査センターに長蛇の列ができている映像がありましたが、これって「陰性証明」を通行手形、パスポートのようにかざして帰省するためじゃなかろうな?と不安になります。
一方、東京では帰省をやめ、都心で過ごす人が増えることから、逆に新型コロナや風邪患者が増えるのでは?との危惧もあるようです。
なるほど、そんな側面もありますね。
では、なおさら、年が明けるまで、ステイホームで行くしかないと思います。
ステイホームでも楽しむ方法、いっぱい知ってきたし、やってきたじゃないですか?
今、理知的に動ける国民性に対する誇りが失われている気がします。
春は、そんな国民性を自負する報道も多かった気がしますが、今は惨めな感じです。
年末年始まで2週間切ってます。
ステイホームで頑張りましょう!