2021.06.25
新型コロナワクチンについて_当院スタッフの接種状況等
ご報告が遅れましたが、地域の医療従事者のワクチン接種も終了しており、その中で、当院スタッフのワクチン接種もすべて終了しております。ご安心下さい。
「副反応」につきましては、色々ご心配があろうかと思います。
発信が遅れましたが、当院での結果、徳山医師会病院スタッフの結果、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会で報告された順天堂大学コロナワクチン研究事務局の報告を掲載させて頂きます。
その前に、現在、65歳以上の高齢者の皆さんの接種が順調に進んでいるところですが、印象としては、
高齢者は副反応が少なく、軽い。
接種をされた患者さんに「どうやった?」と聞くと、たいてい「どうもなかった」「なんもなかった」と言われます。
「少し痛かった」「肩が上がりくくはなった」と言われる方もまあまあいますが、「痛うていけんやった」と言われるひとはあまりいません。
皆さん、「2回目はひどいっていうけえ〜」と過剰に心配されますが(その情報だけはなぜか広く知られている)、1回目に出なかった、軽かった副反応が、2回目になり突然、巨大になるということはない印象です。
さて、まずは当院。1回目だけのデータですが(19名のアンケート結果)、
「痛み」「倦怠感」「頭痛」という症状がやはり多かったです。
まったく何も感じなかったという超鈍感、いえ、幸せなスタッフが1名いますが(笑)、注射・ワクチンは打っているわけなので、何らかの違和感はほぼ全員が感じているわけですが、ショック等重篤なものはありませんでした。
2回目は発熱者が多く、接種翌日、LINEで「熱が出ました!」という報告がどんどん上がっていたので焦りましたが、幸い、土曜日の接種だったので、月曜日は皆、解熱し、出勤できました(熱での欠勤は1回目・2回目合わせて2名)。
アレルギー歴の有無での差は、若干多いかな?というところでしょうか?
ちなみに私は、1回目、頭痛が4日ぐらいありました。2回目も2−3日。頭痛薬を3回ぐらい飲みましたが、ひどいものではありませんでした。ただし、1回目も2回目も、片頭痛前によく出る「閃輝暗点」(目の前が暗くなって見えにくくなる)が1回ずつ出ました。
さて、医師会病院でのデータです。60歳以上が比較的多いのは、常勤医師に高齢な先生が多いからです(苦笑)。
2回目の接種で、副反応が多くなっているのがよくわかりますが、その傾向は、やはり、50歳代までで強く、60歳以上では少し弱くなるのかもしれません。