2021.08.22
ワクチンの効果
大阪府は、3月から8月までに確認した新規感染者数約8万5千人のうち、ワクチン接種をした人は全体の2.5%であり、ワクチン接種を2回終了し、2週間が経過した人では、0.4%で、重症者、死亡者はいなかったと発表しています(8月19日の産経新聞より)。
新型コロナのワクチンは感染予防効果も高く、重症化、死亡の回避する効果も高いことがわかります。
デルタ株への効果は低下することが懸念されていますが、効果がないわけではなく、マスクや3蜜を避ける行動などの予防策を重ねることで、十分戦えると思います。
とは言え、ワクチン接種が現在、滞っているのも事実。
ワクチン入荷が不十分で、ワクチンの分配が、接種率の低い都道府県、感染拡大が多い都道府県を優先に分配されるため、接種率の高い山口県は少量しか入って来ず、現時点では集団接種の予約を減らし、個別接種を優先している状況です。
未接種の方はより一層の注意をお願いします。
デルタ株は子どもたちに矛先を向けています。
家庭に持ち込めば、子どもたちが学校に持ち込み、また、子どもたちから家庭内に持ち込まれるという負の連鎖になります。
また、幼稚園、小学校のお子さんがいるご家庭では、親御さんも若く、ワクチンが未接種な方も多いと思われ、新型コロナに弱い状況だと思います。
持病があるお子さん、親御さんや祖父母さんと暮らす、二世代、三世代同居のご家庭では、本当に大変なことになってしまいます。
ワクチンが打てるなら是非、急いで予約をし、接種をお願いします。また、接種するまでは十二分に気をつけて下さい。
下図は大阪府の資料に基づき産経新聞が作成した図を、私が少し追加しています。
下図は「スイスチーズモデルで考える新型コロナウイルス予防策」(林淑朗医師、徳間貴志氏作成 原案 James T. Reason氏)より