2022.02.04
沖縄県立中部病院高山義浩先生のYahoo!ニュースの記事より
やらねばならぬことが目の前に来ると、どうも他のことに逃げてしまう癖があります。
私の仕事の生産性の低さはこんなところに原因があると自覚はしているのですが・・・今日も逃げてこちらへ・・・
さて、沖縄中部病院の高山義浩先生のYahoo!記事です。
オミクロンがたしかに軽症で済むのは事実、しかし、感染数が増え、重症化する人が増えているのも事実。
私もいくつかの高齢者施設に伺いますが、今までのインフルエンザやノロもそうでしたが、ここでアウトブレイク(今はクラスター)が発生すれば、ひとたまりもないだろうな・・・と感じます。
また、目の前の多疾患合併した高齢外来患者さんたちがコロナになったら、厳しいだろうな・・・と正直思います。
高山先生の記事中で強調したいところ太字にさせて頂き、ピックアップしました。
周南の少しピークアウトしてくる気配を感じています。今が踏ん張りどころと思います!
*****以下、記事の抜粋*****
(中略)たしかに、オミクロン株が主流となってからは、ほとんどの若者は軽症で推移しています。しかし、80歳以上が感染すると3割以上が入院を要する状態となっており、いまだ高齢者にとっては脅威の感染症と言わざるを得ません。
ウイルス性肺炎もありますが、基礎疾患の増悪や細菌性肺炎の合併を多く認めています。インフルエンザがそうであるように、高齢者は合併症に苦しまれているのです。少なくとも、「コロナが軽症なら、それでいい」とは言えません。また、全体では重症化する比率が低くとも、多数の感染者が発生すれば医療への負荷は過大となっていきます。
現在も、高齢者施設での集団感染が散発的に起きており、これら施設に医師や看護師が出向きながら抗ウイルス剤の投与など治療を行っています。私も施設を巡回していますが、かなり大変です。多数の軽症者に混じって、それでも状態を悪化させる高齢者がいるため、早期に発見して入院医療へとつなげなければなりません。現場の介護スタッフも献身的に頑張っておられます。
死亡者が少ないのは、こうした医療と介護の連携あってのことだということが、あまり世間に伝わっていないように思います。死亡者が少ないから特別な対応がいらないのではなく、特別な対応をとっているから死亡者が少ないのです。インフルエンザと比較するのなら、私たちがインフルエンザ並みにまで手を引けば分ります。待っているのは、欧米並みの死亡者数です。
黄色い文字をクリックするとYahoo!記事にジャンプします。
減少に転じた沖縄県で考える重点措置と出口戦略_高山義浩(沖縄県立中部病院)