元気スイッチ

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院長日記

2022.02.27

忽那賢志先生の「オミクロン株の登場によって「コロナは風邪」に近づいたと言えるのか?」

春めいてきましたね。ついついコロナのこと忘れてでかけたくもなっちゃいますね。
また、コロナがどこかに行ったかのごとく、強引に戦争を始めたところもあります。
「コロナは風邪、インフルと一緒」という声もよく聞きます。
大阪大学のクツ王こと、忽那賢志先生(この方も山口大学出身)が、それに関して記事を書いておられます。
確かに、今のオミクロン株は、若い人にとっては風邪レベルかもしれません。
当院で診察する人もそのような人が多いのも事実です。
(咳などが長く続くかたも結構います)
しかし、高齢者はそうはいきません。認知症の方々が多い高齢者施設でクラスターが発生すると、入院できない場合が出てきます。
そうすると、施設で頑張るしかない。「この中の何人が死ぬのだろう・・・」という途方も無い恐怖に襲われることでしょう。
入所者を支えるスタッフも次から次へと離脱していくでしょう・・・
また、入院できても、それらの方々にとって、入院による病室隔離は監獄と一緒です。
理解もできないし、耐えることもできません。
そんな生き地獄のようなことが全国で起きているからこその結果だと思います。
当院で陽性と診断した方々には、高齢者施設や病院で働いている人もいます。
また、学校でクラスターが発生すれば、その親御さんの中には、病院、高齢者施設等で働いている人もいるでしょうし、同居のおじいちゃん、おばあちゃんもいるかもしれません。
そうやってどんどんと弱いところ弱いところ(高齢者施設や障害者施設)にコロナが迫っていると感じます。
まだまだ先が見えませんが、
ワクチン接種者は増えました。累積の感染者も増え、自然免疫も獲得できてきた部分もあるでしょう(最初のように丸裸ではない)。
ワクチンの種類も増えるかもしれませんし、治療薬も増えてきました。
最初に比べたら、一人一人がコロナに強くなり、武器も増えてきたということです。
ただ、コロナがまだどうなっていくのかはわかりません。
弱毒化してくれたらいいですが、コロナはどうも、我々を弄ぶが如く変異を繰り返しています。
まったく遠隔で誰かが操作し、仕掛けているかのようです。
インフルはまだ季節性があるからいいですが、コロナは季節は関係なさそうです。
早く大好きな季節を決めてくれたらいいのだけど・・・

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